2026年4月1日、家づくりのルールが変わる

2026年4月1日。

この日を境に、

日本の家づくりは大きく変わりました。

これまでのように

「どの会社で建てるか」

を考える時代から、

「どの性能レベルの家を選ぶか」

が問われる時代に入っています。

2026年4月の改正で、

・補助金
・税制
・法律
・表示制度

などが連動して、

性能が低い家は、少しずつ不利になる仕組み

が整いました。

逆に言えば、

性能の高い家を選ぶ人ほど、自然と得をする時代

が始まっています。

「法律」や「制度」と聞くと、

少しむずかしく感じてしまうかもしれませんね。

でも大丈夫です。

大切なポイントだけ、ていねいにひとつずつ

整理していきます。

Hemma Bäst! わが家が いちばん!

このブログでは、

大手ハウスメーカーにも引けを取らない

デザイン性と圧倒的な住宅性能を持ちながら、

まだ十分には知られていない

スウェーデンハウスについて、

その魅力や価値観を

ていねいにお伝えしています。

あなたが家づくりを考えていらっしゃるなら、

ここで一緒にスウェーデンハウスの世界を

少しのぞいてみませんか。

知らないと損する「4つの新常識」

昨年2025年4月から今年2026年4月1日までに、

法律の改正や新たな補助金事業など

大きな変化がありました。

それらの新しい仕組みについて知っておかないと

同じ費用で建てた家でも、その性能によっては

数百万円の差になってしまうかもしれません。

ここからは、それらの

「知らないと損する新常識」について、

一つ一つを順番に見てみましょう。

新常識 1【補助金・みらいエコ住宅2026事業

高性能な家ほど得をするしくみへ

これまで住宅の補助金といえば、

ZEH(ゼッチ)が一つの目安でした。

トムテ
トムテ

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、
断熱・省エネ・太陽光発電などを組み合わせて、エネルギー収支を実質ゼロにする住宅のことです。

ですが今は、そこからさらに一歩進んでいます。

2026年4月1にから始まった

「みらいエコ住宅2026事業」では、

性能によって補助金がはっきり分かれています。

  • ZEH水準住宅:最大40万円
  • 長期優良住宅:最大80万円
  • GX志向型住宅:最大125万円

同じ“家づくり”でも、最大で3倍以上の差

がついています。

トムテ
トムテ

GX(グリーントランスフォーメーション) 志向型住宅とは、ZEH(ゼッチ)長期優良住宅の基準を上回る、極めて高い断熱性能と省エネ性能を持つ住宅のことです。

■ GX志向型住宅の基準

  • 断熱性能: 断熱等性能等級6以上
  • 一次エネルギー消費量: 基準となる省エネ基準から35%以上の削減
  • 創エネ(再エネ): 太陽光発電システム等の導入
  • HEMSの導入: HEMS(ホームエネルギー管理システム)の導入


いわば「これからの基準になる住宅」です。

性能の違いと補助金を簡単に整理

■ GX志向型住宅と長期優良住宅・ZEH水準住宅との比較と補助金

項目GX志向型住宅長期優良住宅ZEH水準住宅
断熱性能等級6以上等級5以上等級5以上
一次エネルギー消費量削減率(※1)35%以上 (等級8)20%以上 (等級6)20%以上 (等級6)
一次エネルギー消費量率(再生可能エネルギー含む)100%以上なし100%以上
耐震性能等級3等級3耐震性の基準なし
「みらいエコ住宅2026事業」補助金額(※2)最大125万円最大80万円(※3)最大40万円(※3)

※1 再生可能エネルギー除く。等級は住宅性能表示制度の「一次エネルギー消費量等級」。等級5以上の一次エネルギー消費量削減率は、等級4を基準に算定される

※2 建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律(平成27年法律第53号)に基づく「地域の区分」の1〜4地域の場合の補助金額

※3 ZEH・長期優良住宅は子育て世帯・若者夫婦世帯のいずれかに対象が限定される

GX志向型住宅は、長期優良住宅やZEHよりも高い断熱性能と省エネ性能が求められますが、その分だけ、補助金額も大きく設定されているのです。

ZEHや長期優良住宅の補助は

子育て世帯などに限定されるのに対し、

GXは対象が広いのも特徴です。

そこで見えてくることは、

国は「より性能の高い家」を後押ししている

ということです。

つまりこれからは、

「普通に良い家」では

税制や補助金のメリットが小さくなっていく

という流れが予想できます。

せっかく建てるなら、

性能をさらに上げることで、

補助金もより多く受けられる。

そう考える人が増えるのは自然なことです。

新常識 2 【税制・住宅ローン控除

家の性能が、家計に直結する

次に大きいのが、税制です。

特に影響が大きいのが

住宅ローン控除です。

2026年からは、

性能によって優遇がはっきり分かれる

仕組みになりました。

■ 2026年からの住宅ローン控除・最新ポイント

  • 適用期間: 2026年〜2030年入居
  • 控除率: 0.7%
    (年末ローン残高に対して)
  • 控除期間: 13年間(新築住宅)

2026年以降の入居では、家の「省エネ性能」が

低いと、税金の控除額が激減、

あるいは「ゼロ」になる時代に突入しました。

■ 住宅の性能別・限度額(上限)

住宅の性能ランクによって、控除の対象となる

ローン残高の上限が大きく異なります。

子育て世帯・若者夫婦世帯では、

  • 省エネ基準住宅: 3,000万円
  • ZEH水準住宅: 4,500万円
  • 長期優良住宅・GX志向型住宅: 5,000万円

ここで大切なのは、

性能の違い=控除額の違い

になるということです。

借入額が同じでも、住宅性能違うだけで、

1年間の控除額にはこれだけの差がつきます。

5,000万円のローンを組んだ場合

  • 省エネ基準住宅: 最大 約14.0万円
  • ZEH水準住宅 : 最大 約24.5万円
  • 長期優良住宅 : 最大 約31.5万円

年間で最大「17.5万円」もの差が生まれます。

13年間のトータルでは「97万円超」の差に!

この差は13年間のフル控除期間で考えると、

その差額はさらに大きくなります。

住宅ローン控除 13年間シミュレーション

  • 借り入れ条件: 借入額5,000万円、金利0.5%(変動)、35年返済、元利均等
  • 控除率: 0.7%
年数年末ローン残高長期優良・GX(上限5,000)ZEH水準(上限4,500)省エネ基準(上限3,000)
1年目4,869.0 万円340,830 315,000 円210,000 円
2年目4,737.3 万円331,615 315,000 円210,000 円
3年目4,605.0 万円322,354 315,000 円210,000 円
4年目4,472.1 万円313,047 313,047 円210,000 円
5年目4,338.4 万円303,693 303,693 円210,000 円
6年目4,204.1 万円294,293 294,293 円210,000 円
7年目4,069.2 万円284,846 284,846 円210,000 円
8年目3,933.5 万円275,351 275,351 円210,000 円
9年目3,797.2 万円265,810 265,810 円210,000 円
10年目3,660.2 万円256,220 256,220 円210,000 円
11年目3,522.6 万円246,584 246,584 円210,000 円
12年目3,384.2 万円236,899 236,899 円210,000 円
13年目3,245.2 万円227,166 227,166 円210,000 円
合計3,698,708 3,648,909 2,730,000

省エネ基準住宅の場合、

13年間ずっと「21万円」で固定されます。 

一方、長期優良・GX住宅

残高に合わせて控除額が減っていきますが、

スタート地点が「34万円」と高いため

トータルでは圧倒的に有利です。そして、

13年間で最大「約97万円」もの差に!

つまり、13年間でおよそ100万円多く

手元に残すことができるということになります。

性能を上げることが、そのまま節税になる時代です。

新常識 3 建築物の省エネ性能表示制度

家の“見えない性能”が見えるようになる

住宅は、とても分かりにくい商品です。

近所の家を見渡してみても、まったく同じ家は

ほとんどありません。

大きさも、色も、形もそれぞれ異なり、

屋根の形や窓の数も一軒一軒ちがいます。

さらに内装となると、もはや比べることが

むずかしいほど、多種多様です。

食品のように

分かりやすい表示ラベルがあるわけではなく、

原材料も「木でできているのかな?」と

感じる程度で、正確には分かりません。

そして、その“品質”となると、なおさら

よく分からないというのが正直なところです。

でも、実はもうすでに

住宅の性能が“見える化”される時代

に入ってきていることをご存知でしたか?

2024年4月から始まった新しい

「建築物の省エネ性能表示制度」によって、

断熱性能省エネ性能

星の数や数値で表示され、

誰でも比較できるようになりました。

(図)

省エネ表示ラベル(出典:国土交通省)

「省エネ性能ラベル」には

主に次の6つのことが表示されています。

 エネルギー消費性能
星のマークが増えるほど、省エネ性能が高いことを示しています。

 断熱性能
家のマークが増えるほど、断熱性能が高いことを示しています。

3 目安光熱費 年間にかかる光熱費の目安を記載しています。※目安光熱費は任意項目です。

 第三者評価BELS(ベルス)
第三者機関が、その住宅のエネルギー消費性能や断熱性能を評価・表示する制度であり、第三者機関の審査を受けた後に評価書等が交付されます。第三者評価BELSではなく、売主・貸主の会社による自己評価の場合もあります。

 ZEH(ゼッチ)水準
2030年以降の新築住宅がめざす省エネ性能の水準(予定)であり、エネルギー消費性能が星3つ、かつ断熱性能が5以上の場合に達成となり、チェックマークがつきます。

 ネット・ゼロ・エネルギー
ZEH水準を達成したうえで、太陽光発電の売電分も含めて、年間のエネルギー収支が一定の基準以下となる場合に達成となり、チェックマークがつきます。
※「ネット・ゼロ・エネルギー」は第三者評価時に表示される項目です。

これによって起きるのは、

家が“スペックで選ばれる”ようになる

という変化です。

これまでのように

「なんとなく良さそう」ではなく、

数字で比較される世界

になります。

そしてこれは、将来にも影響します。

売れる家と、そうでない家の差

が生まれる可能性があります。

性能が高い家 → 選ばれやすい
性能が低い家 → 比較で不利

これまでは、消耗品のように思われていた家。

その見方も、少しずつ変わっていきます。

家は暮らす場所であると同時に、

資産としての価値を持つものに

なっていきます。

新常識 4 【建築基準法改正】

“安心が見える”家へ

もう一つ大きな変化があります。

それが、耐震性能のチェック方法です。

これまでの住宅は、

一定の条件を満たせば

詳しい構造計算を省略できる仕組み

がありました。

いわゆる「4号特例」です。

しかしこの特例が見直され、

これからは

耐震性能がきちんと確認される時代

に変わります。

具体的には、

・基礎の図面
・床や屋根の構造図
・壁の量の計算
・構造のバランス計算(N値)

などの、

構造に関する資料の提出が必要になります。

つまり、

信じてほしいハウスメーカーと信じたい施主が

「きっと、たぶん大丈夫」で

交わしていた契約は、

もう成り立たなくなるということです。

これからは、

会社は「耐震等級3相当です」と言う言い逃れ

できなくなります。

 「どう設計されているか」

「設計通りに施工されているか」が問われる。

そしてわたしたち会社をえらぶ側にも

変化が求められるようになります。

これまで、

会社が認定を取らない言い訳に使っていた

コストと時間を受け入れなければなりません。

しかし、これは

「コスト・時間はかかるが、

安全で安心な高性能住宅が手に入る」

という、

安全性と品質を重視する時代

への大きな転換になると思います。

出典:大和ハウス工業
トムテ
トムテ

耐震性能については、

ぜひ、こちらもお読みください。

まとめ

ここまでのお話をまとめてみます。

これからは、

性能を上げると得をする

性能を上げないと損をする

そんな時代なってきたというお話をしました。

これまでは、

好きなキッチンをえらんで、広いお風呂にして、

パパの希望もちょっと入れて、それでも余裕が

あったら「性能について考える」でした。

これからは、まず

「家の性能を上げる」ことから

考え始める。

家づくりの考え方そのものが、変わっています。

おわりに ハウスメーカーのえらび方も変わります。

今日、お話しした「ルール変更」の背景には、

国が掲げる「2050年カーボンニュートラル

(脱炭素社会)の実現」に向けた方針があります。

住宅・建築物分野のエネルギー消費を減らし、

環境性能の高い住宅の普及を強力に推進するため、

省エネ性能が高い住宅ほど

補助金や住宅ローン控除などによって

優遇されるようになっています。

もともと高性能を標準としている会社は、

今回の流れにそのまま対応できます。

例えば、

一条工務店スウェーデンハウスのように、

高気密・高断熱を前提にしてきた会社です。

トムテ
トムテ

高気密・高断熱については、

こちらもご覧ください。

一方で、これまで

性能をそこまで重視してこなかった会社は、

「なぜこの性能で大丈夫なのか」

という説明が求められるようになります。

つまりこれからは、

会社えらび = 性能についての考え方

になっていきます。

家づくりは、

一生に一度あるかないかの大きな出来事です。

だからこそ、

「知らなかった」で後悔することがないように。

これからも、できるだけ分かりやすく、

家づくりやハウスメーカー選びに役立つ

大切なポイントをお伝えしていきます。

今回も、最後まで読んでいただいて

ありがとうございました。

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