スウェーデンハウスの計画換気──家の空気を「デザインする」という北欧の考え方

家づくりを考えるとき、

間取りやインテリアに目が向きがちですが、

実はとても大切なのが「空気」です。

あなたのご家庭がこれから長く過ごす

家の空気を、どのように入れ替え、

どうやってクリーンに保つのか——。

今日は少しだけ専門的な話を、できるだけ

分かりやすくお伝えしますね。

このブログでは、

大手ハウスメーカーにも引けを取らない

デザイン性と圧倒的な住宅性能を持ちながら、

まだ十分には知られていない

スウェーデンハウスについて、

その魅力や価値観を

ていねいにお伝えしています。

あなたが家づくりを考えていらっしゃるなら、

ここで、スウェーデンハウスの世界を

一緒にのぞいてみませんか。

住宅の換気方式は「3種類」

現代の住宅では、空気の取り込み方(給気)

出し方(排気)によって、

換気システムは大きく3つに分類されます。

  1. 第1種換気
  2. 第2種換気
  3. 第3種換気

その中でも、戸建住宅で主に採用されているのは

第1種と第3種です。

それぞれに性格があり、「何を大切にするか」で

選び方が変わってきます。

第1種換気:給気も排気もコントロール

出典:Panasonic

給気も排気も機械で行う方式で、

いちばん確実で安定した換気方法です。

特徴
常に一定の換気量を保ちやすく、

計画的な空気の入れ替えが可能です。

メリット
熱交換型のものを選ぶことで

冬は冷たい外気を室温に近づけ

夏は暑い外気を和らげて取り込めるので

冷暖房の効率を損ねにくく、

省エネ性にも優れます

デメリット
導入コストや電気代、メンテナンス費用は

やや高めです。ですが、

快適性や健康面を優先するご家庭には

とても人気の方式です。

第2種換気:清潔さ最優先の“特殊用途”タイプ

給気を機械、排気を自然に任せる方式です。

特徴
室内が「外より少し高い気圧」になるので、

ホコリや汚染物質が入りにくくなります。

用途
病院の手術室やクリーンルームなど、

“特別に清浄度が求められる場所”で使われます。

一般住宅ではほとんど採用されません

第3種換気:もっとも普及している方式

出典:Panasonic

排気だけを機械で行い、給気は自然に任せる方法

です。ローコストなメーカーでは、排気のための

機械がトイレの換気扇ということもあります。

特徴
現在の日本の多くの住宅で採用されています。

メリット
導入コストが低く、仕組みがシンプル

壊れにくく、ランニングコストも抑えられます

デメリット
外気が「そのまま」入ってくるため、

冬は冷気を感じやすく、夏は熱気が入りやすい

冷暖房効率が落ちることもあり、

室内の空気を計画的に換気するためには、

住宅の高い気密性が欠かせません。

また、吸気口から湿気・花粉・PM2.5などが

直接室内に入りやすいことや、反対に

室内の音や声が外にもれて聞こえてしまうことも

心配されます。

換気システムまとめ
スウェーデンハウス研究所(2026)
いま、第一種換気が選ばれ始めています

2026年現在、ZEH(ゼロエネルギー住宅)などの

普及により、高い省エネ性能と快適性を求める

ご家庭では、第1種換気を選ぶ傾向強くなって

います。

「毎日を快適に、光熱費も賢く」

そんな希望をかなえるのに、

一番良い方式だからです。

なぜ換気が「義務」になったのか

2003年の建築基準法改正によって、日本の住宅は

24時間換気システムの設置が義務化されました。

背景には、シックハウス症候群があります。

室内の空気に含まれる物質(出典:Pnasonic)

高気密・高断熱が進んだ            ↓                      換気が不足した                ↓                      ホルムアルデヒドなどの化学物質がたまる   ↓                     目のかゆみ・頭痛・吐き気・だるさなど

出典:Panasonic

そこで、

「1時間あたり0.5回以上の換気」

という基準が設けられたのです。

あなたやお子さんの健康を守るためにも、

「計画換気」は、いまや住まいづくりの前提条件

と言えます。

断熱・気密が高い家ほど、換気の質が大事です

高気密・高断熱の家は

  • 冬あたたかく
  • 夏すずしく
  • 家中の温度差が少なく
  • ヒートショックのリスクが低い

とても快適で安全です。

ただし同時に、

汚れた空気や湿気が溜まりやすい

という側面もあります。

ですので、

「断熱と気密+計画換気」

この3つがそろって、

ようやく快適性は完成するのです。

画像:スウェーデンハウス
スウェーデンの考え方──空気も“設計”する

北欧の国スウェーデンでは、1976年には

すでに換気が法制化されていました。

そこは、室内の空気をどう流すかという

エアフローデザインの考え方が、

家づくりに深く根づいています。

温度や湿度だけでなく、空気の質や流れも

「心地よさの一部」として設計するのです。

北欧の家づくりは、

「家は消費するものではなく、

世代に受け継いでいく資産」

という考え方に立っています。

空気の質まで設計する計画換気も、

その家を長く、心地よく住み継ぐための

大切な仕組みなのです。

スウェーデンハウスの計画換気

スウェーデンハウスは、日本の住宅メーカーに

先駆けて、1999年に、

「全棟高性能保証表示システム CQ+24 」

をスタートさせました。

+24は、24時間換気システムのことです。

画像:スウェーデンハウス

気密性を表すC値を測定して保証し、

断熱性を表すQ値を計算して表示するという

業界初の取り組みにプラスして、

全てのスウェーデンハウスのオーナーに

最適な空気環境下で暮らしていただきたい

という願いから、

「24時間熱交換型換気システム」を標準採用する

ことに踏み切ったのでした。

「建築基準法が改正され、原則として日本の建築物の全てに機械換気システムの設置が義務付けられるのは、実にその4年後。時代に先んじて快適な暮らしの実現に挑戦するスウェーデンハウスの姿勢を、象徴するかのような出来事でした。」

「より快適な空気環境への挑戦」
The History of Sweden House
スウェーデンハウスの換気システムは?
画像:スウェーデンハウス

スウェーデンハウスが採用しているのは

24時間熱交換型換気システム第1種換気

です。

家全体の空気が

約2時間に1回入れ替わるように設計され、

各部屋に新鮮な空気が届けられます。

画像:スウェーデンハウス

熱交換率は最大約85%
(※風量や運転モードにより変動)

冷暖房でつくった快適な室温を極力失わずに、

外気だけをきれいに取り入れる仕組みです。

画像:スウェーデンハウス

PM2.5対応微小粒子用フィルター

スウェーデンハウスの

24時間熱交換型換気システムには

微小粒子用フィルターが備えられていて、

屋外のチリやホコリ、花粉はもちろん、

PM2.5の侵入も抑えます。

実際の暮らし心地はどう?

「24時間運転って、うるさくないの?」

そんな疑問、当然ですよね。

  • 強運転:約35.8dB
  • 弱運転:約24dB

静かな公園〜図書館の中程度です。

画像:スウェーデンハウス

設置場所に配慮すれば、

ほとんど気になりません。

……ただ、わが家では少し反省点もありました。

打ち合わせのときには気づかなかったのですが、

LDKが一体空間のため吸気口が3つ並んでしまい、

静かな夜には音が少し気になることがあります。

わが家のLDKの吸気口

これから計画されるあなたには、

ぜひこの点も意識していただけると安心です。

メンテナンスは大変?
吸気清浄フィルター(手前)と粗塵防虫フィルター(奥)
画像:スウェーデンハウス

基本はフィルター掃除が月1回程度。

モーターなどは特別な手入れは不要です。

フィルター掃除のタイミングは

「フィルターお手入れ」のランプが光って

知らせてくれるので、忘れる心配もなし。

微小粒子用フィルター(PM2.5対応)

2年点検などのタイミングでの交換が

おすすめされています。

「ファインライフセレクション」で見つけて、

電話で注文することができます。

トムテ
トムテ

「ファインライフセレクション」とは、スウェーデンハウスが主にオーナー向けには発行している、暮らしを豊かにする情報(セミナー案内、メンテナンス情報、住宅関連情報など)が掲載された冊子のことです。

さいごに

断熱やデザインだけでなく、

“見えない空気まで設計する家は、

暮らしの質を変えます”。

  • 小さな子どもと過ごすリビング
  • 夜遅くまで頑張る子どもの勉強部屋
  • 1日の疲れを癒す寝室
  • 花粉の季節のつらさ
  • 冬の冷えや夏の暑さ

それらすべてに関わってくるのが、

エアフローデザイン、換気の考え方です。

もし今、

ハウスメーカーをえらんでいるのなら、ぜひ

「こちらの換気システムは第1種ですか?

それとも、第3種ですか?」

と聞いてみてくださいね。

それは、あなたの暮らしの快適さ

あなたとご家族の健康に関わる空気について

たずねていることなのです。

次回は、スウェーデンハウスが

「全棟高性能保証表示システム CQ+24 」

全てのハウスメーカーに先駆けて始めたときの

物語をお話ししますね。

今日も最後まで読んでくださって

ありがとうございました。

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