スウェーデンハウスの強さは、単に北欧住宅の堅牢さにとどまりません。
北欧の洗練された建築デザインと、高品質な木材・建材を生かしつつ、日本の厳しい気候や地震環境に適応するため、独自の品質管理技術を磨き上げてきました。
その結果、全ての住宅で最高ランクの「耐震等級3」を標準仕様として実現しています。
この確かな性能は、一朝一夕に生まれたものではありません。
設計段階から施工、そして完成後の検査にいたるまで、第三者機関もふくめた厳格な体制のもとで、一棟一棟が丁寧に検査されています。
北欧で育まれた「家は、世代を超えて受け継ぐもの」という思想と、日本的な精密さが、スウェーデンハウスの本質的な強さを支えているのです。
今回は、スウェーデンハウスがどのような調査・検査体制を築き、どのようにして「見えない部分の品質」まで守り抜いているのか――その舞台裏を詳しく見ていきます。
Hemma Bäst! わが家がいちばん!
このブログでは、大手ハウスメーカーにも引けを取らないデザイン性と圧倒的な住宅性能をもちながら、まだ十分には知られていないスウェーデンハウスについて、その魅力や価値観をていねいにお伝えしています。
ぜひこの記事を通して、スウェーデンハウスの本当の強さを知っていただければ幸いです。
耐震性能を支える三つの要素 地盤・基礎・施工精度
スウェーデンハウスに限らずほぼすべてのハウスメーカーが、自社の住宅を「地震に強い」と言い切っていて、各社それぞれ競うように独自の耐震構造や独自の耐震工法を持っています。
でも、どれほど優れた構造や工法でも、次の3つのことが確実に実施されていなければ、その構造や工法が持つ本当の耐震性能は発揮されません。
- 地盤改良
- 基礎
- 現場での施工精度
1. 地盤改良
地盤は住宅を支える最も根本的な部分です。
どんなに耐震性に優れた建物でも、軟弱な地盤の上に建っていては、地震に耐えることはできません。
軟弱な地盤の上に家を建てた場合、次のようなリスクがあります。
液状化(えきじょうか): 軟弱な地盤では、地震の揺れで土中の水分と砂が混ざって地盤がドロドロになり、家が傾く原因になります。

不同沈下(ふどうちんか): 地盤の強度が均一でないと、家がふぞろいに沈んで傾いてしまします。

令和6年能登半島地震では、震源地から離れた新潟県や福井県で、推定震度4から5弱の地点でも、地盤の液状化現象が発生しました。
「比較的新しいとみられる家屋であっても、地盤の液状化や側方流動によって傾斜、残留変形を生じて、応急危険度判定で危険と判定されているものがみられた。」
「令和6年能登半島地震被災地調査報告」(防災化学技術研究所)
その建物が立っている地盤に液状化や変形が起こると、建物への立ち入りが制限されて避難所などに避難しなくてはならなくなります。
まして、そのまま住み続けることなどはできません。

スウェーデンハウスでは、建築に先だって、家屋調査士による周辺状況や敷地の履歴調査、敷地の造成方法・ライフライン・法的規制の確認など、綿密な敷地調査を必ず行います。
同時に、地盤の強さを確認するため、戸建て住宅などの小規模建築物の地盤調査で広く用いられているスウェーデン式サウンディング試験(SWS)試験も実施します。
この調査により地盤が弱いと判断される場合には、地盤の状況に合わせた改良工事を実施します。
料金は前払いで、当時は現金のみでした。

2. 基礎
スウェーデンハウスでは、地盤に応じてベタ基礎または布基礎を採用。
コンクリート強度は一般住宅の24N/mm²を上回る27N/mm²で、より高い強度と耐久性を持ちます。
基礎に16mmの鉄筋
基礎の骨組である鉄筋にも、一般住宅の主筋の直径13mmを上回る16mmの鉄筋を採用。
地震の揺れにも耐え抜く粘り強い基礎を作っています。


一般的な住宅の鉄筋(左)とスウェーデンハウスの鉄筋(右) 出典:スウェーデンハウス
基礎一体打ち工法 (コンクリート一体打ち工法)
スウェーデンハウスの布基礎は、「フーチング部」と「立ち上がり部」が一体化した基礎一体打ち工法なので、コンクリートに繋ぎ目がなく、より強固な基礎ができあがります。この工法は、コンクリート一体打ちともいいます。
「家は明かりから。~スウェーデンハウスで学ぶマイホーム基礎知識~」

このようにスウェーデンハウスでは、一般的な2度打ち工法による基礎ではなく、ベースの部分から立ち上がり部分までが一体になっている基礎を採用しています。
基礎を一体打ちすることで、継ぎ目がなくなり、強度と耐久性が向上します。
横揺れ地震に強くなり、コンクリートのひび割れからの水の浸入やシロアリの侵入を防ぐ効果もあります。
3. 現場での施工精度
現場での施工精度の高さが、設計通りの耐震性能を実際の建物が持つかどうかの、最終的な鍵となります。
検査体制
現場での施工を第三者機関が厳しくチェックする体制を整えることで、手抜き工事などのリスクを防ぎ、品質を確保します。
接合金物の設置
柱や梁などの接合部に、適切な種類の金物を正しい位置に、正確に取り付けられているかどうかが強度に直結します。
壁倍率の確保
耐力壁の配置や、合板と釘の打ち方など、壁の強度を規定通りに施工することで、地震の揺れに耐える壁倍率を確保します。
耐震性能のまとめ
耐震施工では、これらすべての要素が高いレベルで結びつくことが求められます。
- 地盤改良: 家を建てる土台であり、安定した地盤があって初めて耐震工事が活きます。
- 基礎: 地盤と建物を繋ぐ接点であり、地震の力を均等に受け流す役割を担います。
- 現場での施工精度: 設計通りの性能を現場で正確に形にし、建物の持つ本来の強度を発揮させます。
結論として、耐震施工の決め手は、地盤改良、基礎、現場での施工精度のいずれか一つではなく、これら3つの要素が密接に連携し、高い品質で実現されることです。
つまり、あなたが耐震性能でハウスメーカーをえらぶ時に知るべきことは、ハウスメーカーの営業さんが自慢げに語る独自の耐震構造ではなく、これらの3つのことが、徹底して行われているかどうかではないかと思います。
そうは言っても、建築現場行って、土地や工事の様子を見てみても、地盤や基礎、施工精度の良し悪しを自分で判断することはとても難しいのではと、思いますよね?
そこで、ハウスメーカー以外の専門家による検査や評価が必要になってきます。
第三者機関による確認・評価が必要
スウェーデンハウスでは、チェックシートを用いた厳しい社内検査に加え、第三者機関による建築確認の検査、 住宅性能の評価を受けています。
スウェーデンハウスでは「長期優良住宅」の認定が受けられますが、そのときに認定通知書と一緒に第三者機関による「確認済証」も受け取ります。
つまり、「長期優良住宅」の認定を受けることが、客観的な第三者による建築確認の検査と住宅性能の評価を受けたことの証明にもなるのです。
スウェーデンハウスも複数の検査機関を採用し、地域や案件によって使い分けている可能性があります。
わが家の場合は、業界最大手クラスの建築確認検査機関・住宅性能評価機関の日本ERI株式会社でした。
現場見学会へ行こう
スウェーデンハウスでは現場見学会が行われていて、建築現場を見ることができます。
設計理念や構造に対する自信があってこそ、また、施工管理や現場の整理整頓をきちんとやっているからこそ、公開することがメリットになると考えたのでしょう。
こうやって完成前の舞台裏を堂々と見せているハウスメーカーは信頼できると思います。
公式サイトのリンクを貼っておきますので、お住まいの都道府県の現場見学会を検索してみてください。
見学会は一日限りですし、全ての現場が公開されているわけでは、もちろんありません。
私みたいに、自宅近くで見学会が実施されたいたらかなりラッキーですよ。
現場見学会体験記
スウェーデンハウスの営業さんと出会ってまだ間もないころ、営業さんから現場見学会のお誘いがありました。あいにくその時間帯は仕事が入っていたのでお断りしたのですが、仕事が終わるまで待っていてくれると言うのです。現場が自宅近くだったこともあり、営業さんの厚意に甘えることにしました。当日の夕方、現場に着くと外で待っていた営業さんが玄関の鍵を開けて中に入れてくれました。上棟を迎る頃だったのでしょうか、建物の中に入ると、壁パネルで内部が仕切られていて、家の間取りをなんとなく感じ取ることができました。 窓もすでに設置されていて、中から薄暗くなった 外の景色が見えました。 薄暗い建物内には、電気配線や換気システムの装置などが見えました。 営業さんはスウェーデンハウスの壁パネルについて説明してくれました。スウェーデンハウスの木質パネルは、2×4材よりも太い枠材を使い、スウェーデンの工場で生産され、窓や断熱剤が取り付けられた完成品として輸入されるため、現場施工にありがちな歪みやズレがなく、 地震に強く、高気密高断熱な家になると言う話でした。 また、天井を見上げるとそこには屋根を支える三角形をした、トラスと呼ばれるものがたくさん見えました。 トラスは、一棟ずつ構造計算されたものを工場で作っていると言いました。 現場に送られたトラスは、クレーンで釣り上げられ並べられるということでした。 初めて枠組壁工法の現場に入った私は、構造材が剥き出しなのにあまり木の匂いがしないなと思いました。しかし、在来軸組工法の現場と比べて壁の量と厚みによる重厚感と密閉された空気を感じました。それは、まるで完成した家の中にいるような静かさと安心感でした。

まとめ 大地震の後にも「住み続けられる家」
地震のニュースを聞くたびに、胸がざわつく。
あの揺れの中で、もし自分の家がどうにかなってしまったら……
家族を守れるだろうか——。
そんな不安を、誰もが一度は感じたことがあると思います。
でも、スウェーデンハウスの家に出会うと、心の中にふっと“安心”が灯ります。
北欧の美しいデザインと職人技に、日本の緻密な品質管理を重ね合わせて、
ー全ての住宅で「耐震等級3」ーを実現。
これは、警察署や消防署と同じレベルの強さ。
大きな地震のあとでも、「またこの家で暮らしていける」——。
そんな“安心”を、何よりも大切にしているのがスウェーデンハウスなのです。
次回予告 北欧基準の「快適さ」
日本からの視察団が厳しい冬の北欧でスウェーデン式住宅に出会った1975年。
すでに北欧住宅の堅牢さは、視察団を驚かせるレベルにありました。
北極圏の厳しい冬を生き抜くために必要な断熱性能と気密性能。
それらを備えた北欧の住宅はすでに、堅くて堅牢なシェルターのような構造を持っていたのです。
次回は、そんな北欧の冬を生き抜くための厳しい基準を満たした家。
その家がかなえる「快適な暮らし」。
その秘密をお話しします。
今回も、最後まで読んでいただいて
ありがとうございました。



コメント