冬の朝、子どもたちが裸足のままリビングを走り回る。
エアコン1台で、家中どこにいてもほんのり暖かい。
スウェーデンハウスのオーナーがよく口にする「冬でもTシャツで過ごせる家」という言葉は、少しも大げさではありません。
その秘密は──「断熱」と「気密」。
北欧の暮らしから生まれた家づくりの“思想”にあります。
このブログでは、大手ハウスメーカーに引けを取らないデザイン性と圧倒的な住宅性能を誇りながら、まだ多くの人には知られていないスウェーデンハウスの魅力を発信しています。ぜひこの記事を通して、スウェーデンハウスの「本当の快適さ」を知っていただければ幸いです。
スウェーデンハウスが目指す“性能の見える化”
スウェーデンハウスは1999年、日本の住宅メーカーとして初めて「全棟高性能保証表示システム CQ+24」を導入しました。
かつて「暖かさ」は、職人の腕や感覚でしか語れないものでした。
でも、スウェーデンハウスはそれを“数字”で約束します。
「Q値」「C値」、そして「U値」。
すべての家で測定し、結果をオーナーに開示する。
それは、“体感”ではなく“証拠”で安心を届けたいというスウェーデンハウスの哲学です。
このシステムでは、全棟において次の性能を測定し、オーナーに開示しています。

• Q値(熱損失係数):換気による損失も含む、家全体の断熱性能を示す値
• C値(相当隙間面積):家の気密性能を示す値
つまり、「カタログの数値」ではなく、あなたの家そのものの性能を保証しているのです。
これにより、「モデルハウスでは暖かいけれど、うちは違う」という不満は生まれません。
一棟一棟、断熱性能を計算し、気密性能を測定して証明する。
これは住宅業界でもとてもめずらしい取り組みであり、25年以上もずっと続けられています。
さらに2013年には、改正省エネ基準(平成28年基準)を先取りして、
・U値 (外皮平均熱貫流):建物自体の断熱性能を表す値
の表示も追加。
建物全体の断熱性能をより正確に評価できるようになりました。
「スウェーデンハウスの確かな『質』をお客様にはっきりした形で提示したい。」
──それが創業前、北海道に実験棟を建てた時から変わらないスウェーデンハウスの姿勢です。
「断熱」とは、家の“魔法瓶構造”
断熱とは、外気の影響を室内に伝えないようにする仕組みです。
冬に暖かく、夏に涼しい環境を保つための“魔法瓶”のような構造といえます。
スウェーデンハウスの断熱性能を支えるのは、スウェーデン工場製の木質パネルです。

現地「トーモクヒュースAB」で裁断された木材に、密度24㎏/m³のグラスウールを120mm厚で隙間なく敷きつめます。
透湿防水シートで密閉し、構造用合板で挟み込むことで、高精度な断熱パネルが完成します。
現場で断熱材を詰める方法だと、職人の技量によっては“ゆるみ”や“すき間”ができやすく、性能にばらつきが出がちです。
工場で断熱材を充填することで、現場施工時の“ゆるみ”や“すき間”を防ぎ、品質を均一に保てるのです。
家全体の断熱構造を見てみると

① 天井300mm ブローイング工法で綿状のグラスウールをふんわりと300mmの厚さで。
② 外壁 120mm 密度24キロ/ m3 の高密度なグラスウールを120mmの厚さで。
③ 床 200mm 密度 16kg/m3、100mm厚のグラスウールを二枚重ねで。
家全体をぐるりと包み込むように断熱材を重ねることで、外気の影響をできるだけ受けないようにした“魔法瓶の家”ができあがります。
結果として、2024年度の全棟平均でU値は0.35W/m²・K。
モデルハウスや一部の住宅だけの数値ではありません。1年間にスウェーデンハウスが建てた家、全部の平均値なのです。
強化断熱仕様になると、0.26W/m²・Kで北海道基準を上回ります。
これは、北欧の住宅基準と同じくらいの数値であり、国内でもトップクラスの断熱性能になります。
気密──“熱を逃がさない”もうひとつの柱
断熱と並んで欠かせないのが「気密」です。
たとえ高性能な断熱材を使っても、家の隙間から空気が漏れれば、その効果は半減してしまいます。
まるで魔法瓶のフタが少し開いているようなものです。
気密性が低い家では、冬に暖めた空気が逃げ、外の冷気が入り込みます。部屋ごとに温度差が生まれ、ヒートショックの原因にもなります。
特に断熱性だけを高め、気密処理が不十分な住宅では、
- 冬、冷たい空気が壁の中に入り込み、壁内結露が発生。
- 湿気を含んだ断熱材が性能を失い、断熱効果が低下。
- 壁内にカビが発生し、構造材が腐る。
- 冷暖房効率が落ち、光熱費が高くなる。
といった深刻なトラブルが起こりやすくなります。
気密施工には熟練した技術が必要であり、単に断熱材を入れるだけでは、”本当の高気密高断熱住宅”は実現できません。
だから、スウェーデンハウスでは、建てた全ての家で「すき間チェック」──気密測定を実施しています。

建物完成後に専用機器で家全体の「隙間の量(C値)」を測定し、数値で確認します。
2024年度の1年間にスウェーデンハウスが建てた家、全部の平均C値は0.62cm²/m²。(多くの住宅は2.0前後)
これは、日本トップクラスの気密性能です。
この測定を全棟で行い、オーナーに結果を開示しているハウスメーカーは、実は非常に少ないのです。
一般的なハウスメーカーでは省略されることが多く、または、したとしても測定する条件やタイミングがハウスメーカーによってちがいます。
よくあるのは、まず壁の気密施工をした後に、気密測定を行います。それから、エアコンダクトやスイッチボックス・コンセントボックス設置のために壁に穴を開けて配線工事を進めます。施主には穴を開ける前の数値が知らされます。
しかし、スウェーデンハウスでは、すべての工事が完了した後、引き渡しの直前に機密測定を行います。
わが家の場合は、引き渡しの3日前に測定されていました。
それにより、オーナーは、自分の家の本当の性能を数値で知ることができるのです。
築10年以上のスウェーデンハウスの壁の内部
きちんと気密処理がされていることを、一棟一棟確認してから引き渡された家が、10年以上経っても変わらずにその性能を保っている証拠をお見せします。
こちらは、12年目のスウェーデンハウスの壁の中を開けて、気密と断熱性能の変化を確認した時の画像です。




スウェーデンハウス暮らしin埼玉
断熱材はずり落ちることもなく、壁の中にすき間なくつまっていました。壁から取り出した120mmの断熱材は、湿気をふくんでなく、自立できるかたさを保っていました。
透湿防水シートに破損や劣化は見られず、構造材にもカビなどの変化は全く見られませんでした。
さらに驚いたことに、建築時は. 15%程度だった構造材の含水率が10%以下まで下がっていました。つまり、これは建築後も家の木材が乾燥を続けてどんどん強くなっていることを意味しています。気密処理と外壁の通気がしっかりととれている証拠なのです。
比較で見るQ値・U値・C値
スウェーデンハウスと比較されることの多い国内主要5社(積水ハウス・住友林業・三井ホーム・大和ハウス・ミサワホーム)の公表値・目安値をわかりやすく一覧にまとめました。
Q値・U値・C値おさらい
その前に少しだけ、Q値・U値・C値をおさらいしてみましょう。
| 指標 | 意味 | 単位 | 数値が小さいほど | 目安 |
| Q値 | 住宅全体の熱損失量(旧指標) | W/㎡・K | 断熱性能が高い | 1.0以下なら極めて高性能 |
| U値 (UA値) | 外皮平均熱貫流率(外壁・窓などの断熱) | W/㎡・K | 熱が伝わりにくい | 0.46以下でZEH基準クリア |
| C値 | 相当隙間面積(気密性能) | cm²/m² | 気密性能が高い | 1.0以下で高気密住宅 |
トップハウスメーカー5社の断熱・気密性能

ひと目でわかるように、U値(UA値)が0.4〜0.6というのが現在のトップメーカーの標準的な水準です。
これはすでに「ZEH基準(0.46以下)」をクリアしており、断熱性能としては十分に高い水準といえます。
しかし、もう一つ重要な C値(気密性能)があります。断熱だけを高めても、気密が甘ければせっかくの熱がすき間から逃げてしまうからです。
それなのに、2025年現在、C値(気密性能)の表示は義務ではありません。
ですので、トップメーカー5社の中にはスウェーデンハウスのように、すべての家で気密測定を実施し、数値をオーナーに公開しているメーカーはありません。
わが家の「通知表」
スウェーデンハウスのオーナーに知らされる数値は、モデルハウスや一部の特別仕様の数値ではありません。
「あなたがこれから住む家」の成績なのです。
スウェーデンハウスのオーナーは、まるでわが子の通知表をもらうような気持ちで、「全棟高性能保証表示システム」の通知を受けとります。
新築された家の間取りや設備にはそれぞれオーナーの思いが込められていて、スウェーデンハウスはその夢をかなえようと精一杯こたえてくれる。
だから、完成した家の個性や性能も一棟一棟ちがってきます。
実際、わが家の場合は平均値にはとどかず、C値 0.7cm²/m²でした。
でも、「うちは薪ストーブがついているから、少し気密が下がっても仕方がないかぁ」と、それでも十分に満足のいく水準なのです。
なにより、わが子(家)のありのままをきちんと伝えてくれたスウェーデンハウスに対して、より信頼がもてるようになったのです。
「気密性能」という見えない部分だからこそ、信頼を得るための姿勢を見せる。
これこそが“100年住み継ぐ家”を支えるハウスメーカーの本質ではないかと思います。
おわりに ── “快適さ”は目に見えないけれど、確かに感じるもの
スウェーデンハウスの家に一歩足を踏み入れると、「空気がまるで違う」と感じる人が多いといいます。
静かで、どの部屋も同じ温度。壁のそばでも寒くない。
それは、「断熱」と「気密」がきちんと両立している証。
我が家は、断熱基準「HEAT(ヒート)20」の区分では、6地域(東京23区)にありますが、家族みんな一年中素足で、靴下ははきません。子供たちは帰宅するとすぐに靴下をポンと脱ぎすてます。(苦笑い)
冬でも天気が良いと暖房がいらないくらい暖かくなる日もあります。そんな日は、子どもたちはTシャツにパンツ姿です。(汗)家の中どこにいても快適なので、気づいたら遊びながら眠ってたなんてこともあります。
「断熱」と「気密」——。
この“目に見えない性能”こそ、日々の快適さを支え、家族の笑顔を守ってくれるものです。
北欧の思想を受け継いだスウェーデンハウスは、日本の家に「本当の快適さ」をもたらしています。
次回予告:住宅の“最大の弱点”──窓に迫る
今、マンションにお住まいの方。または、断熱性能は十分にあるはずのトップメーカーの家にお住まいの方で、
冬場、リビングの中央は暖かいのに、窓際だけスースー寒い。
あるいは、エアコンを強くしても足元が冷える——。
などの、住まいの悩みをお持ちの方。もしかしたら、その「温度ムラ」の原因は窓の断熱不足かもしれません。
家の中で最も熱が出入りするのは、実は「窓」です。
いくら壁や床の断熱性能を高めても、窓の性能が低ければ熱は逃げてしまいます。
──スウェーデンハウスの「木製サッシトリプルガラス窓」が、なぜ“魔法瓶の最後のフタ”なのか。
その秘密を、次の記事で詳しくご紹介します。



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